田舎の行事

 荒神様という神様が、我が家の前の山の上に居座っていらっしゃるらしい。記述にはあまり残っていないのだが、おそらくこの里に人が住み始めて以来、人々が作物の豊作を願ってお祭を創めたことに違いない。
 昨日から餅つきなどの準備をして、1時半から私の発声で般若心経のお勤めをして餅撒きをした。今年は子供が少なくじじ婆ばっかりで、餅を拾った人たちは今後一年食いはぐれることはないだろう。
 行事が終わった後、主催者らが一杯飲むのが伝統で、今年も小春日和の田んぼの片隅で小宴を開いた。