おだいっさん

 今日は「おだいっさん」だ。弘法大師のお祭で方丈さんによる読経のあと餅撒きが行われる。昨夜は17時からその餅つきを行った。一昨日に洗ってふやかしていた餅米を3台の蒸し器でふかして2台の餅つき機でついて、人の手と新しく買ったタイガーの「丸もちくん」でちぎって丸めたり伸ばしたり。15人がてんやわんやで21時までかかって9斗分の鏡餅と小餅ができた。
 これらを赤櫃12杯に入れて、4杯ずつ3回に分けて撒く。しかし年々拾う人の数が減ってきているように思う。一人当たりの分け前が多く、帰りのビニール袋が重そうに見える。どこからかかぎつけてやってくる“流しの餅拾い”の姿も散見する。いったい誰の為のイベントか。作業終了後の小宴では「少し減らしてはどうか」との意見も出た。同感だが、田舎では何でも画期的に変わることはほとんどない。
 14日にもらってきたフキが15、16日と妻とばあちゃんが精出して煮詰めてあめ色のキャラブキができた。いよいよ常連さんが待っている店頭に並ぶ。