見透かされている

 ここ連日、夕方には妻とナナを連れて散歩がてらカワセミ撮影行をしている。ナナはルートに飽きたのか、時々座り込みを決め込んで逆らう。少しの間説得するが聞かない場合は強引にリードを引っ張ると仕方なしに立ち上がって歩き始める。まったく意思表示をするのは人間並みだ。
 ポイントに着いてしばらくすると迂闊なことにカメラの電池が切れてしまった。予備の電池も持っていなかったので帰ろうとして「こんな時に限って出るんじゃないか」と妻に言ったら途端に奴が現れた。くっそー、なんてこったい。いいポイントの川原の石の上に止まったりしたのは16時10分だった。とりあえず一度帰って電池を入れ替えて、今度は一人チャリで出かけた。17時30分まで粘ったが、こちらの体勢が十分になると奴は一度も姿を見せなかった。すっかりカワセミに見透かされている。
 午前中には二人でジャガイモ植えをして、午後には散歩。まるでおしどり夫婦のようだ。(自分で言うなよ)おまけに13日に撮ったおしどり夫婦を付けておく。

オシドリ留鳥