公衆電話

 家の前に公衆電話があり、その名義が親父の名で、名義変更を伝えていた。その件はNTTも了解して手続きが済んだようだ。

 

 その折に「日本公衆電話会」への加入継続を依頼されたが「なんじゃそりゃ」と、解約を伝えていたら、今日、その担当者から電話があり「なんとか継続をお願いしたい」という趣旨だったが、私の結論は退会だった。

 

 そもそも、この電話は、私が広島に転勤になり、この地を離れることとなった昭和59年にはなかったものだ。

 

 推測だが、当時は携帯電話はまだなく、店をしていた我が家に「すまんけど電話貸して」と入ってくる人がいて、その対応に親父が要請して設置されたようだ。

 

 それから35年、今はすべてと言っていいほどの人が携帯電話を持ち、この公衆電話は、年間に5回も使われていない。

 

 前述の公衆電話会は、加入者を主体にNTTグループの公益財団法人として、社会貢献活動を進めてきたというが、話を聞くにつけ、有名無実の機能していない姿が見えてきた。

 具体的には「小学生への子供手帳の発行」があるが、今では地域が限られていて、もちろん、当地区では発行されていない。

 

 わずか1,200円の年会費を渋る気はないが、有効に使われないなら形骸化した組織に出す気はさらさらない。

 

日本公衆電話会について - 公益財団法人 日本公衆電話会 (pcom.or.jp)