穏やかな日曜日・・・なのになあ?

 何にもない幸せな一日でした。でも、彼女には「ここにはいる場所がない」妄想が拡がる。

 結局、夕方には「家まで送ってくれるか?」と言い始めた。「ここは、萬ヶ谷の家なので帰るところはないよ」と言っても聞かない。

 

 「私に家は寒川」を主張して、手押し車に荷物を載せて歩き始めた。畑から帰ってきた母ちゃんに、一部始終を説明して軽トラで迎えにいってもらったが、帰ってきても主張は変わらない。「こんなところに連れてきてしまった」と。