大歩危小歩危はどっちが格上

 早朝にホテル屋上の露天風呂から見えた高知城にカメラを携えて散策した。高知市のど真ん中の小高い丘に居座るお城は昨夜来の雨でしっとりと落ち着いて数百年の歴史を感じさせる風格に満ち溢れていた。ジョギングや散歩に訪れる市民も多い。昨日、早朝ジョギングすると宣言したテンチョと天守閣の下で出会った。
 内容十分な散歩であったが朝食までには時間があったので城下に催す歴史ある日曜市を見学した。山海の食材に骨董品さらには土佐刃物などの商品がおよそ500メートルに渡って市をなしている。一番端っこの店でピオーネを400円で買って、つまみ食いしながら全店を巡った。おしまい近くの刃物屋で草引き用の道具を二点買ってホテルに戻った。
 今日はスタートが10時でゆっくりだった。まずは祖谷のかずら橋に行き3度目の正直で橋を渡った。わずか20メートルほどの決して実用的ではない橋だが通行料が500円もする。ある意味ぼったくりだがかつてテレビで紹介していたのが「3年おきに架け替えしないといけないのでお金がかかるのです。今も次の世代のかずらを別のところで育てています」などと言っていたので同行の若者二人と一緒、揺れる橋のてすりにくらいついて動かないじじばば(ほとんどがばば)の間をすり抜けて渡った。

【3度目のかずら橋】

【足元はこんな感じでズボッといきそう】

 ここから高速徳島道に戻る道には大歩危小歩危というかつての道の難所がある。さて、どちらが格上なのかということだが、大ボケ小ボケなら当然大のほうが上だが、ここは大またで歩いたら危ないのが大歩危、小またで歩いても危ないのが小歩危で、小さいほうが格上なのだ。
 さて、皆さん。まだまだご紹介したいことがあるのですが睡魔が襲ってきました。続きは明日にということで、たくさん撮った写真もお楽しみにおやすみなさい。

吉野川SAで阿波踊りのホンモノを見た。ちょっと惚れそう】