続けるということについて

 おだいっさんの行事を無事に終えた。さんざ議論の末に量を減らした5斗の餅と4万円のお菓子は、かつての空海の信者達を納得させるには十分の量だった。撒くほうも拾うほうも体力は衰え「ふうふう」いいながら赤ビツ4杯を2回のイベントを終えた。

 弘法大師は今から1200年ほど前の偉人であるが全国を歩き巡っている。こんな田舎をも踏破しており「弘法のまがりと」というここだけで通じる地名を残している。おだいっさんの行事がいつから始められたかは分からないが、相当古くからの行事であろう。
 我々がこの地を離れて25年間全国行脚してきたが、その間、なくなった行事はひとつもない。「ええかげんにせえよ」と言いたいが、これもまた田舎ならではのことで、善悪の判断はつきかねる。
 
 その後、役員たちで5月6日の「区民運動会」の行事について議論した。町内でこのような行事を続けている地区は2、3しかないそうだ。日頃は静かな山村だが、当日は町長を初めとする来賓をむかえ、区民が集合するイベントとなる。

【善男善女に幸あれ