山切り

 こんな言葉を使うのは60年ぶりだろうか。親父が生計を立てていた炭焼きで、材料となる生木をのこぎりで倒して、一定の長さに切りそろえる。それを、当時小学生の私が「ウマ」で運んで、炭窯の近くで投げ落とす。

 

 今の人は「何ゆうてんねん」だろう。さらに、細くて炭の材料にならない小枝は、鉈で切り落として「こなげた」のだ。「ええっ、子、投げた?」くらいのものだろう。

 

 現在に戻る。向かいの畑に、毎年実をつける栗の木がある。その栗の木の下に、他の木が育って、栗の実が真直ぐ落ちてこなくなっていたので、整理してやろうと「山切り」に挑んだ。

 

 この右側にはびこっている木を整理しようと何本か切った。

 

 こんな感じ。

 

 ところが、このあとすぐに息が上がって目の前が暗くなり始めたので中断して、ハシゴに腰掛けて休んだ。時々起きる”酸欠”だ。今日のところはこれまで・・・。