えらいこっちゃ

 FBの「紀伊半島の魅力を伝えよう」グループにアサギマダラに関する投稿が何件かあった。そこにはNHKの「ダーウィンが来た」で紹介されたことと、「和歌山県では上富田町が有名ですが、県内の飛行ルートを知りたいので、情報をください」とあった。

 

 「上富田町アサギマダラ」で検索すると、和歌山放送紀伊民放などのニュースがいくつも表示される。市ノ瀬地区では今では「アサギマダラ祭り」が行われていて、今年も31日に開催されるとある。

 

 4年前の4月に、市ノ瀬公民館長のTさんから電話があって「休耕田の活用策としてフジバカマを植えてアサギマダラを呼ぼうということになった。ネットで探したら、なんと県内にあるじゃないか、と津木寄合会に電話をした」といういきさつ。

 

 この年2017年には30鉢、翌年は60鉢、3年目には205鉢の注文を頂いて、自家用車に積んでお届けした。これが「上富田町が有名になった」始まりだ。今では、挿し木で増やして3000株を育てている人もいて田んぼ一杯のフジバカマの写真もあった。

 

 今日、津木寄合会の薬草苗の販売実績を調べたら、この4年間で1,175鉢を全国に送り出している。20鉢以上の大口では長野県上田市、埼玉県本庄市三重県津市、福岡県朝倉市などがある。

 

 その後数年を経ているので、各地で株分けで増えて、たくさんのアサギちゃんを呼び寄せていることだろう。

 

 アサギマダラの飛行ルートを決めているのは、ひょっとして寄合会かも。