メキシコとの国境に壁は

 東京では20度を越したという。こちらでは14度くらいだったと思うが、寒くはなかった。向かいの柿の木にはヒヨドリがひんぱんに訪れているがメジロの姿は見えない。数年前までは、まずメジロが柿の実をつつき始めて、その後にヒヨドリの大群が来て終わる、というパターンだったが、そんなことも年々変わり始めている。

 去年まで繰り返したはずのことが今年はおおいに変わってしまう、ということは決して異常ではなくなった。その典型が米国大統領のトランプだ。カードは繰るたびに出目が変わるということを実践している。イスラム教系の入国を一時停止するという大統領令を出して実行した。その結果、内外で反論やデモが起きている。この男が米国内と世界で受け入れられるかどうかは、今しばらくは分からないが、彼を選んでしまった米国民は「とんでもないことをしてしまった」という後悔にさらされていることだろう。