中学校の卒業式に列席

 津木中学校の卒業証書授与式に代表区長として招待されて出席した。今年は第67回の卒業式で在校生21名のうち6名が卒業した。数が少ないと言え、式典は厳かに行われ卒業生もその父兄も万感の思いで人生のイベントに加わりそして感動した。
 ちなみに私が卒業したのは48年前、校舎が新築された時代で同じ会場で50名が卒業した。この会場に50名がどのように座ったのかはまったく覚えていない。
 式次第で「校歌斉唱」があり、会場の壁に掲示されている歌詞を見ながら気持ちよく歌った。歌い終わってその校歌のプレートを見ると「作詞:梅本陸男」と書いてある。この方は耐久高校野球部から初めてプロ野球阪神タイガースに入った梅本正之氏のお兄さんだ。へえー知らなかった。当時はこんな田舎にも文武に通じた猛者がいたのだと、ちょっと誇らしい気持ちになった。
 彼が作詞した津木中学校校歌の1番だけ紹介しよう。リズムはワルツだ。

♪白馬の高嶺仰ぎ見て
岩の清水の流るるほとり
清き自然の恵みも深く
げにうるわしき津木中よ

 陸男氏が何歳の時の作かは不明だが中学校を卒業していくばくの年月も経っていないだろうと推測する。「昔の人は偉かった」と痛感する出来事だった。

【パンみたいに雲が】