先輩の後ろ姿を見つけて

 お昼のおかずを調達しようと湯浅に出かけた。スーパーエバグリーンの手前で、スポーツ店を営むK森先輩が歩いているのを見つけた。

 

 買い物を終えて、お店にお邪魔した。「こんにちわー」と声をかけたら奥様が出てきたので「マガタニです。お父さんを見かけたので久しぶりに顔を見ようと入ってきました」と伝えると、出てきてくれた。

 

 歩行状態を見ていたら、万全ではないなと思ったが、案の定「血栓があって、歩行に支障を来していてゴルフも行っていない」と言う。お年を伺うと昭和16年生まれの82歳だった。

 

 耐久高校野球部のOBで、かつては丸善石油に在籍していて、私が入社した時には野球部の先輩であった。

 

 事情で中途で退職され、スポーツ店を営みながら、母校野球部の監督を昭和60年(1985)から8年間務められた。ご子息は、やはり同校野球部から京都のR大学に進学され、1994年(平成6)のドラフト会議で中日から1位指名を受け入団した。

 

 懐かしい顔を見つけたら、積極的にコミュニケーションをとりたいなあ、と思う寅年の暮れである。