社内報の様変わり

 退職して11年も経つが「コスモ石油」の社内報が送られてくる。いつも見るのは巻末の「OB会員の動向」で、各支部への入会と会員の訃報ばかりだ。

 

 ところが昨今、エネルギー産業は、未曽有の変換期を迎えている。世界は地球の未来に”脱炭素”を唱えて、化石燃料の撲滅を図り始めた。

 

 そんな中で、OBの投稿が目に入った。交遊会だよりの1件目は「1964年東京オリンピック」で、馬術競技に出場した佐々信三氏の投稿だった。

 

 私が広島に転勤した時に出会ったが、合併で特約店に社長として出向された。ある時、販売課長の吉岡氏と3人で一献傾ける場があって、佐々氏が語った「人生夢まぼろしの如くなり」という言葉が、重くてずっと離れない。

 

 世界を相手に、愛馬と共に戦った末に出た言葉なのか、凡人の私にはいまだに理解できない。

f:id:magasan:20220308212218j:plain

f:id:magasan:20220308212233j:plain