あせらずあわてずあきらめず

 誰が唱えた言葉かは知らないが、かの松下幸之助座右の銘にしていたらしい。人生すべてのことに通じる名言だが、今の私はギター演奏に使いたい。

 

 これまで順調に進んできたが、講座の第2弾で出てきた「重音」で行き詰まってしまった。左手の、薬指と小指が思うように弦を押さえられない。

 

 曲目は「ぶんぶんぶん」。ハチが飛ぶあれだ。左手で2カ所を押さえて、右手も二本を使ってぶんぶんぶんと弾いていくやつだが、スムーズに曲にならない。

 

 講師は「ここは難しいですねえ、できないかたはパスしてもいいですよ」というが、おのれ何をぬかすか、と意地になる。でも、できないので、あきらめて20年以上も前に買っている「歌謡曲のすべてベスト712」を出して、昔の曲を弾き語りする。

 

 いいのです。へこんでも、あきらめなければ・・・。