荒神山のお餅まき

 家の前の山に祭られている「荒神様」のお祭りで、男たちによるご祈祷のあとに、公民館前でお餅まきを行った。

 この地に人が住み始めた頃に、天災に対して五穀豊穣を祈る農業者が始めた講のようなものと推測するが、いつの頃から始まったかは定かではないが数百年は続いていただろう。

 でも、いつ終わったかはわかる時が近づいている。数十年続いた秋祭りの獅子舞が、今年終わった。それまでは、ずるずると決断できずに引っ張っていたのだが、演者が数十年変わらないというのが悲しい。

 若者がいない里は日本国中に増えている。今日も「俺たちの小学生の頃は300人以上いた」という話だったが、今は30人だ。どうする日本?