平成最後の・・・

 というフレーズが盛んに使われている。確かにそうなのだが、はるかなる時のうつろいのなかで、今回がたまたまの一瞬であることには違いない。

 「今日は昨日の続きじゃないよ」と、K教の教えにある「日々(にちにち)がさら(新品)」をもじって使っているが、地球誕生46億年の歴史に比べれば、人の一生など、まばたきより短い。
 そのなかで、考え、迷い、惑って、精神をすり減らす。そのあげくに、自らの生命活動を、自ら断つ人は昨年2万1千人を数えた。同年の交通事故死者数の3,700人の5.6倍に当たる。


 人は、自分の意思で生まれることはできない。そこには親と言う男と女がいて、彼らの生殖活動で生まれることは周知の事実なのだが、そこのところ、世間はまだ大っぴらに明らかにしない。

 ここまで書いてテーマが重くなってきたので、そろそろできるであろう風呂に入ろう。