荒神祭

 何度書いただろうか。前の山の頂上に祭られている神様のお祭りで、7軒の関係者が集まって五穀豊穣のお礼とお餅まきをした。

 去年から、山に登るのは大変なので、男どもで祭礼だけして、お餅まきは、公民館の広場ですることにしたが、撒き手7人に拾い手20人ほどのアンバランスで一人あたりが異常に多すぎる結果となった。

 おそらく今後もこの状態は続くだろう。足腰立たなくなっても「行事がある限り寄進をしなくっちゃ」という家と人がいる。でも、拾いにはこない。我々関係者はとしては、参加者の顔を見て、寄付をもらっているが来てくれていない家に対してたとえ餅の一個でも付け届けをしなくてはいけないという不文律に心を痛める。

 これが田舎の現状だが、そのあとの関係者だけの慰労会はおおいに盛り上がった。