お通夜があった

 区内にご不幸があって二人で通夜にお参りした。同じK教の信者で、教会の要職を長年務めてくれたI垣さん、79歳での身まかりだった。

 セレモ広川に入ると、テレビにかつての懐かしい写真が10枚ほど繰り返し写っていた。その中の一枚には18年前に亡くなった親父の顔も。K教本部参拝時の写真には母ちゃんの顔も見えた。

 数日前に20枚の喪中はがきが着いたと書いたが、最近とみに亡くなる人が増えている。一方、日本で100歳を超える人が6万7千人を超えたというニュースがあるが、ここらではその実感はない。

祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。たけき者も遂にはほろびぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。」の、平家物語の一節がよみがえる。明日も良き日であることを祈るばかり。