無事帰る

 7日17時20分湯浅を出発。途中合流しながら14台のバイクが大阪南港19:50発の名門大洋フェリーに乗船。二段ベッドの個室に荷物を降ろしてレストランへ。ここが船旅のだいご味、歓談しながらバイキングの料理とビールがおおいに進む。

 私は1時間ほどで出てきたが、何人かは2時間ほど粘って、最後には追い出されていた。角のミニボトルを買って、ちびちびやりながら窓外の流れる光を見たりしたあとベッドに寝転がった。

 8時半に新門司港につき下船、まずは和布刈りに向かった。去年も来たのだが、今回は関門橋の足元、和布刈神社に来た。関門海峡壇之浦の潮流の速いこと。東から西に大河のように流れている。東に向かう船は「うんうん」と馬力をかけてがんばっているが、西に向かう船舶は「ああ、らーくちん」というのが伝わってくる。

 その後に門司港レトロエリアで2時間ほど過ごす。素晴らしい景色だ。行きかう人々の言葉も皮膚の色も様々だ。

 午後は別府温泉地獄めぐり。血の池地獄、海地獄を巡ったが、50年以上前の高校の修学旅行で訪れているはずだが、その時の印象がまったく思い出せない。この日は大分駅前のビジネスホテルに泊まる。


 9日朝には別府港から愛媛の八幡浜港へ。3時間近くかかって着いた。松山道に入ってからは高速道路を突っ走る。丸亀の有名なうどん屋には午後3時半について350円の何も入っていないうどんを5分で食べて再び高速へ。徳島港への最後の110キロをぶっ飛ばして、和歌山港までの2時間のフェリーにも余裕で間に合って無事和歌山に帰ってきた。