小旅行へ

 朝8時発、町役場のマイクロバスで向かったのは岸和田の「だんじり会館」。10時開館のため時間の調整で、さっそく和歌山SAで30分の休憩。それでも早く着いたので、まず岸和田城公園を散策した。
 だんじり会館では団体客ということでボランティアの解説が付いてくれた。岸和田市だけで80基あまりのだんじりがあるという。その作りたるや精巧で巧の手によって多くの彫刻が施されている。仲間の一人が「一千万円ほどかかるのやろか」と言ったが、終りがたにボランティアに聞いてみると「2億円ほどです」と言った。ヒョエーだ。写真の金色の綱だけで100万円する。
 昔はけんか祭のイメージが強かったが、今はけんかをすると出場停止、度重なると永久的に出られなくなるとのことで、警察や消防の介入は一切なく、すべて一般市民によるヒエラルキーのもとで運営されているとのことだ。1基のだんじりに町民数百人から800人がとりついて引き回しの技術とスピードを競う。こりゃ町民一丸にならなきゃ成り立たんわ。ほとんど全員マラソン状態で、お酒など入っていたら息が上がって着いていけない。
 
【彫り物は中国伝記の名場面などが多い】

だんじりジオラマ
 お昼は伊丹の白雪ブルワリーで摂った。清酒白雪の小西酒造がビールを作って、今どきの店舗にして人気を博している。昼から地ビールは心地良い。(バスの中で朝からビールだったが)
 メインのJRリニア・鉄道館には4時過ぎに着いた。名古屋港の埠頭に1年ほど前に開館した。テツボンには魅力ある博物館だ。ジオラマやリニアの時速500キロのスピード体験館は面白かった。

【リニアカー、こいつが走るときに生きているかなあ】

【貴婦人シゴナナ】

【始発が走り始め、JRの一日が再現される】

【人物や車なども精巧に再現されている】

 今夜のお宿は名古屋駅まで5分にある料理旅館美よし。狭い部屋に3人ずつ泊まった。