雨で明けた朝

 子供たちが帰って静かな朝を迎えた。雨は午前中に上がったが、もしやと思いアナグマの仕業を見に行くとまたしても2カ所の進入路を築いていた。

 とりあえず2カ所をふさいで、町役場に「捕獲用オリ」を借りに行った。担当者の話では「これはアライグマ対策用で、アナグマを捕っても逃がしてくださいとしか言えないんです」と言う。アライグマは捕獲したら町が処理するが、アナグマは捕獲した人で処分してください、ということだ。

 まあ、町としての決まり事なので仕方ないが、オリに入ったらどうするか今夜考えよう。ところで、帰ってきて夕方に再び見回りしたら、なんとまた新しい穴を作っていた。つまりは彼は真昼間に堂々と行動しているのだ。

 夕方に、穴はそのままにして園内にオリを仕掛けてきた。入ったらどうするか今夜考えよう。


【昼間に開けられた7つ目の穴】

【魚肉ソーセージを餌に仕掛けたワナ】