久しぶりの炒飯

 母ちゃんは里のみかん取りの手伝いに出かけた。何も予定がない私はナナとばあちゃんのお昼を考えればいいだけだ。11時45分になったので、余っているご飯から二人分を皿にとって炒飯に挑んだ。まずはチャーシューを細切りにして炒め、皿に仮置きした後、本格的な炒飯に挑んだ。
 フライパンに油を引き、卵を一つ割って、ここにご飯とチャーシューとネギをぶち込んで「チャー」をするのだ。残念ながら、使ったフライパンが昔のもので、ご飯がくっついてチャー(あおり)できないのだ。仕方なく耐熱ゴムの匙でかき混ぜながら仕上げた。
 結果は味付けに使った香味ソースが効いて、プロ並みの炒飯ができた。スープは味の素の「鳥がらスープ」にネギとショウガを加えて体が温まるスープとして出した。
 案の定、ばあちゃんは「おいしい」と言って食べてくれた。あたりまえでしょ。私の料理だもの。