正直ちょっとあせった

 ♪いつものように朝が開き、そしてナナとの散歩を終えたら、前の三角で新聞を読む俺がいたー。今朝は、ちあきなおみの「喝采」でスタートした。あれは三年前、ではなくて映画「少年H」を見るべくジストシネマのHPで再確認したら、1週間前の10時20分から9時半に変わっていた。「かあちゃん、すぐに出ないと間に合わないぞ」と言って数分の準備で出発し、広川南インターに入ったのは8時40分、そして和歌山ICを降りたのが9時5分。それから紀ノ川の右岸の細い道を前のトロトロ走る車にイライラしながらも、映画館には3分前に着いた。
 母ちゃんを玄関前に降ろして入場券を買いに走らせ、私はアテンザを駐車場に入れて上がったら、もう9時半になっていた。それでも何とか入場券をゲットして「少年H」を見た。前にも書いたが、原作を読んでいるし、作者の妹尾河童が映画化には時期尚早とずっと拒み続けたという経緯もあって、満を持しての観賞だった。
 ストーリーはギャオやユーチューブでいくらでも見れるから触れない。でも、この国が実際に歩んできたドキュメンタリーだ。観客のほとんどが「その時代を知る、あるいは聞いたことがある」年代だったが、この映画館に入り始めて最も人数が多い日であった。