まずは沈から

 今日は太陽がほとんど顔を出さずに比較的おだやかな日だった。午前中に、今度フキを植えようとしている田んぼの草が伸びてきたので2アールほど刈り取った。
 午後二時にプライベートリバーTUGIに行きカヌーに初挑戦した。最近この地区の旧家を買い取って区民となったK氏が準備してくれて指導もしてくれた。今まで様々なスポーツに取り組んできたがカヌーは初めてだった。しかしボートを漕いだことがあるのでパドルの使い方はすぐにマスターした。「カヌーの練習はまず沈(ちん)から」と野田知佑の本で読んだことがあったので沈した場合の脱出方法を聞いたら「完全に天地が逆になってしまって呼吸ができないのでもぐったまま落ち着いて脚を抜くように」とのアドバイスだった。体が大きいので脚を抜き出すのが少しきついなと思ったが、あえて沈の実習はしなかった。
 ナナがカヌーに寄り添って泳ぐ。だが、誘っても上に乗ってこようとはせず「カヌー犬ナナ」の実現はならなかった。

【喜んで一緒に泳ぐナナ】
 K氏のユズは立派なカヌー犬だった。だが見ていると前に犬に乗られたらパドル操作の邪魔になる。大きなナナならなおさらだろう。カヌー犬ガク(実は椎名誠の飼い犬)を伴って北海道やカナダの大河を下った野田知佑の心境になりたかったが、それはもう少し先になりそうだ。

【師匠のK氏とユズ】