何とかなるもんだ

 ネットの断線は痛かったが、AUだけが通じる状態で誠君がとりあえずAU携帯電話とモバイルカードを買いに走った。AU携帯電話は固定電話から転送できるようにして、何とか今日通じるようになった。
 同時に買ったAUのモバイル端末DATA07はUSBに差し込むだけでAUの電波を受けて、ネットでのRMS(楽天販売システム)の作業ができるようになった。
 急場しのぎの対応だったが、今どきは何とかなるもんだ。LAN線は数日で回復するとの情報が入ったが、道路の復旧は最低二週間はかかるだろう。何しろ崩落現場の上からの土砂の落下が予想される状況で一気に安心開通とは行かないだろう。
 そんな中、Y旅行者のぶどう狩りツアーが、大型バスが入れない迂回路で、地元の中小バス会社のマイクロバスをピストン輸送で使って、3台分、6台のマイクロバスが来た。S交通社にはにわか景気だろうが、そこまでして来るか?と我々3人(俺たちとF)は思った。
 夕方、NHK和歌山の車が下に下りて行った。7時のニュースでしっかり崩落現場と復旧状況が報道された。とりあえず落石で埋もれていた川口集落への橋の入口に堆積していた岩石は取り除かれて通れるようになった。
 でも、それから上流300メートルにある巨峰村入口には行けないので、森家ファミリーは、目の前の家に帰るためには10数キロの道を下って、再び本来の道を上ってくるしかない。そこで昨夜の親たちは、迂回路で金屋に出て、Aコープで食料の買出しをして、再び山に戻って山小屋で寝たとのことだ。ご苦労さん。