川口丘陵は自然の地形ではなかった

 昨日の森農園での昼休みに一帯の川口丘陵を散歩した。和歌山にはめずらしい丘陵地だと思ったが、よくよく聞いてみると実は30年以上も前に県がぶどうの栽培地用に開発したとの事だった。それまでは、和歌山県のどこにでもあるようなマツタケが取れる険しい山で、田んぼも谷もあったということだ。それをブルドーザで丘陵地に変えてしまったとのことだった。何や、そやったんかー。
 今日はまだ7月末なので緊迫感はないが、8月に入ったら観光バスが来たりするとここも様変わりするらしい。同じ部屋にいる先輩の女性に聞くと「シーズン中は土曜も日曜もありません」と言った。おそらく、性格的には「俺だけ休み」などとは言ってられずに、猫の手ぐらいにはなるのだろうな。
 ちなみにこの有田巨峰村には28軒の栽培者がいるが、去年の入場者15,000人のうち7,000人ほどが耕作面積も1割ほどの森園の客だったとのことだ。他の農家は「ぼちぼち喰えたらええよ」の人ばかりで、意欲も発展性もないと店長はぼやいていた。もちろん楽天ショップに開店しているのは森園だけだ。
 できるだけの手伝いはしてやろうと思うまがさんであった。今日「ようこそまがさん」で世界中で一番に当たるHPの存在を店長に教えてしまったので、今日からは森園の悪口は書けないなあ。