歓迎してくれたのは

 3年ぶりの会社OBのゴルフコンペ、燕遊会コンペが、有田東急から名を変えた「有田リソルゴルフ倶楽部」で開催された。

 

 参加者は33名、コロナ禍による中断をやむなくされ、久しぶりの再会を祝ってくれたのは、雷さんだった。

 

 ゴルフ場に着いた途端に、大雨となり、雷鳴が轟いたと思ったら「バーン」という音と共に、館内は停電になった。

 

 しばらくして復旧したが、空には不気味な雲が漂う中でスタートした。ブルー、レッドのコースにそれぞれ5組づつ出て行き、何とかハーフを終えた。コンペは、ハーフの成績で決められたので、成立した。

 

 さて、後半のスタートは霧の中、晴れるまで10分ほど待たされた。何とか視界が開けてスタートしたが、しばらく行くと、先頭の組が戻ってきた。「どうしたの?」と聞くと「コンペは成立したので雷の中、行くのはいやだからもう帰る」という。

 

 「ええっー」と思ったが、それじゃしかたないかと、我が組はプレーを続けたが、後続が来ない。

 

 結局、みんな帰ってしまった。なんじゃらほい。18ホールを終えて、精算してフロントに残された4人分の成績表と賞品をもらって、ゴルフ場を後にした。