宇宙の解明

 読売新聞の「時代の証言者」に連載されていた宇宙物理の佐藤勝彦さんの”宇宙の謎を解く”が33回をもって終了した。

 

 最終章の書き出しが素晴らしい。「宇宙は今日、神の力を借りずとも、誕生から進化まで物理法則だけで語れます。私の提案したインフレーション理論の貢献もあります」

 

 138億年前のビッグバンで宇宙は誕生したというのが定説だが、それまでは空間も時間も存在しなかった。

 

 46億年前に地球が誕生し、その地球で38億年前に原始生命が生まれた。そしてはるかな時を刻んで、高等生物となった猿人が、原人、ネアンデルタール人で有名な旧人類を経て、我々の祖先新人類が現れたのは20万年前と言われる。

 

 科学で語ればアダムとイブも、イザナギイザナミも存在しない。なのに地球は、宗教というものが争いの引き金になって、今日もたくさんの命が失われている。

 

 50億年後には太陽が超新星爆発を起こして地球もろともなくなってしまう。

 

 さて、私は明日どう生きようか。今日を何かの記念日としようか。

 

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昨日からの雨で増水が続いている