使うあてのないトラクターを売ろうと

 ネットで中古農機具の購入サイトに登録しておいたら、今日、返信が来た。「お電話を差し上げたのだがお忙しそうなのでメールでお伺いします」と、トラクターの使用状況などを調査する内容の文書が届いた。

 メーカー、機種名、使用時間などを聞いてきたので、入力して返信しておいたら、夕方に電話が来た。

 「購入価格は6から11万円です」ということだった。「ええっ、そんなもんなの?。21年前に、足腰の弱った親父が、それまでの耕運機を手放して、座って運転できるトラクターを、100万円で買って田植えをしたのに、その年の12月に死んでしまった。それなのに、ああ、それなのに、こんな値段なの?」と粘ったが、泣き落としは通じない。

 「他のサイトにも出展して見ます」と、電話を切ったが、さて、どうしたものか。