大事にはならなかったが

 アメリカとイランの喧嘩は、どっちも手を上げたが、振り下ろす前に頭を掻いて、うやむやとなりつつある。

 敏感に反応した株価も、昨日の下落を上回る上昇を見た。「核戦争は人類の終焉」ということは、核を保有する国は重々承知しているはずだ。

 「取り合えば足りぬ、譲り合えば余る」という真実を、人はなぜ忘れてしまうのだろう。