七草がゆ

 嬉しいねえ。言わずとも、母ちゃんが七草がゆを炊いてくれていておいしく頂いた。昨日の霊祭から帰って、田んぼのあたりを探ってくれたようだが、ナズナと大根しかなかったと言った。

 セリ、ナズナスズナスズシロホトケノザゴギョウハコベラこれぞ七草と覚えている。馴染みのないのは、まずホトケノザ

 これは田んぼに、へばりつくように生えているタビラコのことだ。タンポポに似て、同じような花を咲かすが、この時期に花はない。

 次にゴギョウ。これはハハコグサのことで、葉に白い毛がついて黄色い花を咲かす。こんな風習も、そのうち忘れ去られてしまうのだろうか。