卒業するということ

 相撲界での暴力事件が、やっと実態を見せ始めたときに、なんと、その勝負を判定する立場の行事の不祥事だ。今回の事件で初めて知ったが、行事の腰には短刀が差していて「もし、差し違いがあったら、これで切腹する」という意味らしい。
 
 当事者は式守伊之助58歳だ。今の時代では、まだ若いのでボケていたとは思われない。酒好きで、過去にも何度か不始末があったようだ。

 酒好きと聞くと私も味方になりたい。今思えば、酒による失敗は数限りない。命に関わることも何度かあったが、幸い、生きながらえているのは神が「もう少し生きよ」と采配してくれた以外にはない。

 でも、人生に何度か卒業の行事があるように、それが組織を活性化すると前にも書いた。式守君、もうやめて若い目のいい人か、あるいはビデオ判定に委ねたらどうだ?楽になるよ。