地学の次は?

 高校講座「地学」40巻を見終えた。いやー、実に楽しかった。垣内彩未と関口知宏の駆け引きが絶妙で飽きさせなかった。
 卒業式の歌に感慨を覚える間もなく次の課題に取り組んだ。同じ高校講座「コミュニケーション英語Ⅰ」だ。世界各国から来た若者がシェアハウスで暮らしながら、英語だけでなく両国の言語を学びあうという設定だ。
 こちらも、まったく違和感も嫌悪感もなく第1巻を見た。日本人を代表するシャイな高校生のKenjiが、国際色豊かな住民に慣れていくという展開は、さすがに教育チャンネルを持っているNHKだなと思う。
 第1巻の最後に「センセー」と呼ばれる鳥飼慎一郎氏が紹介した「アルファベットの起源」が面白かった。現在のローマ字で使われる26文字のアルファベットの起源は、象形文字フェニキア文字に端を発し、ギリシャ文字への進化を遂げて現在に至っているという。フェニキア文字のA(ここでは書けないが)は牛の頭で、Bは家だという。

 つまりは国際言語となった英語も、ルーツは象形文字から始まったということに賛同と安堵を覚えた。毎日、暮らしている中から言語が生まれたということに変わりないということだ。
 で、なぜ今の26文字が「アルファベット」と言われるようになったかというと、ギリシャ語のA(アルファ)とB(ベータ)を続けて読んでアルファベータからアルファベットになったという。至極明快だ。日本なら「いろは」ということだ。