仁義にお年始

 正月三日目は日曜日、妻の里のお年始に伺った。孫のヒナちゃんが愛嬌を振り撒いてにぎやかなひとときを過ごした。お昼にはたくさんのビールを頂いて、一息寝た後にみかん畑を散歩した。
 天空から眺めたら、仁義の里の「耕して天に至る」の景色は変わらない。祖先が、せっせと畑を作り続けて、子孫がそれを守り続けるという一種の「しきたり」めいたものが、この谷を支配しているように見える。里の義兄も、民間企業を卒業したあと、定年がない農業で山にへばりついている。(これは私が思っているだけで本人の気持ちを確認したわけではない)でも、これだけの耕作地を維持して行くのは実に大変なことだと思う。私には「元気で頑張ってください」としか言えない。
【今日の言葉】
茶器を割ったのではない。自分の器量の小ささを割ったのだ。(伊達政宗