フキの季節

 仁義にフキをもらいに行った。一年でもっとも気持ちのいい季節で、花が咲き乱れミツバチが飛び回っていた。去年より少し少ないフキを収穫して、妻の里で昼食を頂いて帰路に着いた。帰途で「ありだっこ」に立ち寄り、柑橘類や山フキの価格をリサーチした。
 帰って、妻はフキを水の張った桶に移して蘇生をはかり、私は露茜の畑に出向いて、幹に産卵された「カミキリムシ」系の幼虫を退治した。30本中の5本ほどにその傾向があり、千枚通しで患部を剥がして殺虫剤をかけた後に、トップジンを塗った。
 眼鏡をもっていってなかったが、体調2〜3ミリほどの白い幼虫が何匹か確認された。こいつらは、皮の下、幹との間に潜むのだが、ここは木にとって重要な食道なのだ。幹を一周されると確実に木は枯れる。
 明日は、私が初幹事のコスモOB会のコンペが有田東急で行われる。天候が荒れると予想されているがどうなるのか。とりあえず行って、あとは神様に頼るしかない。
【今日の言葉】
生きることが目的ではない、死ぬことが終わりではない、生死を超えて生きとおす信念。なにものが亡ぶることはないのだ。(山本周五郎:作家)