再びオリオン座だが、オリオンの左肩に当たるペテルギウスは直径が地球の109倍ある太陽のさらに1,000倍もある。右ひざのリゲルにしても太陽の70倍の大きさだ。夜空に瞬く小さな星に見えているがペテルギウスには太陽系がすっぽり入ってしまう大きさがあるのだ。そしてこの星が100万年以内に超新星爆発を起こして消えてしまう運命にあるらしい。
Ｙｏｕ Ｔｕｂｅで宇宙に関する映像を見ていると次元を超えた法外さに勘くるってしまう。地球で起きているあらゆる事象がいかに微々たることかと思うが、日常の人の営みにおいてはやはりそれなりの大きさや重さがあり、日本で年間3万人（一説には11万人）の自死がそれを物語っている。
秋の夜長を愛でる気候にはふさわしくない話題だが、64歳になったばかりの日に決して蘇ることのない時の重さを感じ、心地よく生きたいと思った次第だ。息子夫婦から暖かいパーカーが届いた。
