橋台の工事が進行中

 連日大型のバックホーがうなりを上げて川を掘りあげている。一昨日のうちに河床より2メートル深く掘って岩盤が出たので、今日はそこにコンクリートを流し込んだ。朝のうちにパトロールにきた業者に「この土地はもともと河原で、昔、人力で埋め立てて土地を作ったのではないか」と誘ったら「おそらくそうでしょう。埋め立てに使った土もあまりよいものではない」と返って来た。
 落合という地名のとおり、二つの川が出合っているところで、もともと高台のような土地はなかったはずだ。何百年前か知らないが、現在の工法でできている石垣の前には、河原の石で積み上げた石垣があったのだろう。
 私が知る限りでは、ここにはT家があった。そして我が家とは道路を挟んでお向かいだった。工場になる前に両サイドとも1メートルほど土盛りして道路と同じ高さになったが、掘り後を見るとその時代の地面が現れた。このT家の前で撮った小学校入学時の写真がある。

【河床より2メートル低く掘り下げた】

【コンクリートを流して土台つくりの始まりだ】