ほっと一息

 強い雨ではなかったが、朝からほぼ一日降り続いて野山には生気が甦ったようだ。畑の給水タンクにも細々ではあるが谷水が流れ込み始めた。みかん畑もしっとりと湿り気を帯びて、まだピンポン玉にも及ばない実が露をたたえて喜んでいる。
 そんな天気で今日は24時間テレビに釘付けになった。身体にハンデを背負っている子供がとてつもないことにチャレンジする。あれも、これも涙なしには見られなかった。健常である自分が、のうのうと暮らしていることにちょっと自ら警告を発した。夏が過ぎれば芸術の秋だ。何か始めなくっちゃ。