久しぶりに映画を見た。「ライフ・オブ・パイ」だ。ベストセラーの小説が映画化されたと予告編で言う。インドで動物園を経営していたファミリーが政変によってカナダに移住を迫られる。数々の動物を乗せた貨物船が嵐に巻き込まれて沈没する。父も母も兄も部屋で溺死するが偶然甲板に出ていた主役のパイが救出用ボートに乗ることができた。
船の乗組員らはすべて船と一緒に沈んだか投げ出されたか分からないが、その後のストーリーには登場しない。やがてボートに乗っている生命が明らかになる。人間が一人と、骨折したシマウマと腹をすかせたハイエナとメスのオランウータンだ。
ハイエナが盛んに傷ついたシマウマを襲おうとする。パイとオランウータンがやめさそうとするがハイエナは必死だ。その時、ボートの中に潜んでいたベンガルトラが飛び出してハイエナをやっつけてしまう。
あとは映画を見てくれ。とにかく映像が美しい。おそらくＣＧも多用されていると思うが随所に臨場感を漂わす画面がひっきりなしに出てくる。
実は、その後のダイ・ハードを見ようと出かけたのだが、こちらのほうがずっと深い作品だった。
