ちょっと出すぎたマネを

 昨夜の共有林の会議で、現在登記されている6名の権利者のうち2人が亡くなっているので相続による移転登記が必要だとのことだった。司法書士に依頼すれば1件5万円2件で10万円かかるという。夕食の晩酌をしてからの会合だったので、少し調子に乗って「それなら俺が申請手続きをしてやってもいい」などと言ってしまった。
 現役の頃に従業員が社内融資を受けて持ち家をしたときに「抵当権設定仮登記」を当時の上司に教えてもらって何度かしたことがあって、司法書士に持ち込めば4万円ほどするところを登録免許税の数千円で済ませたということがある。札幌のマンションの登記も自分で済ませた。
 そんなことでとりあえず1件目について朝から役場の担当者に来てもらってもう一度詳細を確認してから午後に湯浅のK司法書士事務所に出向いた。K書士は親切かつスピーディに申請に必要な書類を書き出してくれ、ネットで出して持参した登記申請書の雛形にスラスラと鉛筆で書き添えてくれた。
 その気になれば意外と物事は前向きに進み始める。あとは相続人である奥さんが必要書類を整えてくれ、私が登記申請書を作成して法務局に持ち込めばいい。と、簡単に書いたが、まず1回で済むことはまれで2〜3回は足を運ばねばならないだろう。ましてオツムのキレが鈍ってきているし楽観するには早すぎる。