清洲会議

 昨日のツーリングの筋肉痛が出た。つづら折れの山道を攻めるにはくるぶしを使って車体をできる限り倒してコーナリングする。上半身は垂直を保って車体だけを踏みつける独自の走法だ。スキーのパラレルターンの要領だが相当アップダウンを繰り返したので筋肉に来たようだがこんなことは初めてだ。あるいは鍾乳洞への山登りのせいかもしれない。
 コメリにナナのおやつを買いに行った。ついでにオークワにも立ち寄ってヨーグルトなどを買い本屋で「清洲会議」(三谷幸喜著)を買った。
 三谷にかかるとあの織田信長明智光秀に攻められ炎の中で自害して果てる場面はこのようになる。「熱いな。だいぶ熱くなってきた。それにしても、まさかこんな形で死を迎えるとは。だって昨日の夜まではごく普通の一日だったんだ。茶会をやって、その後、息子と飲んで。結構酔った。(中略)で、朝方、表が煩いんで目が覚めたら、この騒動。人生なんて、本当、分からないものだ。(中略ー迫り来る炎の中で)今、ちょっと腹の皮を切ってみた。あ、意外と痛い。お腹切るって結構、きついんだね。もうちょっといってみるか。あ、痛ててててて、痛てててて、やっぱり死ぬのって大変だわ。」
 こんなプロローグから始まるが現代語訳にしたらとても分かりやすい。事実は案外こんなノリだったかも知れないなあと思えてくる。