二年ぶりの天川村

 月例ツーリングで二年ぶりに天川村に行った。バイクは10台、U氏が息子をケツに乗せていたので11名だ。8時に湯浅を出て5時半に家に帰ってきた。走行距離270キロは高速道路なら3時間で走ってしまう距離だが今日は9時間半かかってこなした。
 湯浅から海南、貴志川、京奈和道路、五條からR168を快走して天川村へと進んだ。2年前に訪れているが、道路事情はまったく変わらず狭くて劣悪だ。途中に駐車して渓谷で水遊びしている大阪ナンバーの乗用車が多かった。
 終点の洞川温泉大峰山の登山口だ。12時過ぎについたら駐車場は満杯だった。バイクは幸いにP入口の左端に無料で置けた。そのまま昼食に入ったが、二年前に入った鳥長ではとりあえず4人はOKという状態だったので私は前回行けなかった鍾乳洞を一人で見に行った。100メートルほど先と書いていたが、着いてみるとそこから山に10分ほど登ることとなった。
 鍾乳洞入口に着くと顕彰碑がある。昭和の初めに発見した某氏が一人で穴を掘り進み、階段などを整備して見学するための道を作ったという。入園料400円払って洞内に入ると気温が年がら年中8度という涼しさで「関西最大」のうたい文句のとおりよく頑張っている思った。

【関西最大級とうたう鍾乳洞の入口】
 うちのメンバーはバイクで走って飯を食らうだけで、文化的遺産や、大自然の構造物にはまったく興味を示さない。(いや、中にはいるかもしれないが)おそらく、大多数は、飯も食わずに100メートル先から10分もかけて汗かいて山登りする人はいない。

【暑いので引き破ってやったぜい。ワイルドだろ?】

 帰りは野迫川村から高野龍神スカイラインに駆け上り有田川町の奥の清水におりるいつものルートだ。途中、一人で道草して「今日のあらぎ島」を撮ってきた。日本の棚田100選の表紙を飾る有名な棚田だ。