やっぱり旭川は北海道の中心だった

 美瑛の道の駅「丘のくら」で目覚めて5時からパッチワーク模様の広い農園が続く丘陵の農道をドライブした。「セブンスターの木」「マイルドセブンの木」「親子の木」などを2時間かけて撮影した。その後道の駅近くにもどって朝食をとって、今9時前にやっぱり旭川の「自遊空間」に戻ってきた。まさか、ここを3回も利用するとは思わなかった。

 【27日後半】
 旭川から「旭川紋別自動車道」を東進し遠軽、北見、大空町へと進みやがて網走湖畔の「温泉旅館もとよし」に着いた。約束の17時だった。呼人のR39を右折し石狩本線のレールを超えたらすぐそこが今日のお宿だった。玄関に車を着けて荷物を降ろしている間にも道路との境界に生えている白樺にエゾリスが来ていて与えられたひまわりの種を食べていた。
 夕食には毛がにを付けてもらった。まずは通常の食事をビールでいただいて、毛がにはじっくりと冷酒「北の勝」でちびちびと攻めた。小ぶりだがずっしりと身が入っていて足の第二、第三関節まで板前の包丁が入っていた。料理もさることながら温泉もすばらしく静かな湖畔の森の宿で至福の一夜を迎えた。

【宿の前に現れるエゾリス。3代目だそうだ】

【もとよしの広い敷地。裏の木陰に車を置いた】


 【28日】
 早朝から網走湖畔を散歩し、戻って朝食までの間、再びエゾリスを撮った。8時にスタートし、美幌に下って「ぐるっとパノラマ美幌峠」から屈斜路湖を見下ろした。美空ひばりが歌う「美幌峠」の歌碑があって歌声が流れていた。頂上の見晴台から草原に遊ぶエゾシカが見えたがナナには遠すぎて反応はなかった。
 峠を下って屈斜路湖畔道路を通って川湯から摩周湖頂上へ向かういろは坂を登った。頂上の第三展望台では、今回も霧がかかっていないスッピンの摩周湖が見えた。近くでウグイスが鳴いているので注意して見ると枝の間で見え隠れしている。500ミリの望遠に付け替えてチャンスを狙った。何とか1枚は撮れたと思う。それから有料の第一展望台に駐車して再び撮影。売店で名物のマルセイバターサンドを買っておっぱいミルクでいただいた。

【久しぶりの摩周湖はやはりスッピンだった】
 突然かあちゃんが「やってしまった!...」と言った。「夕べの旅館のルームキーを持ってきちまった」のだ。早速電話して郵便で送る旨を伝えた。それから摩周湖を下ってR241を阿寒町方面に西進し、足寄町ラワンの郵便局で手続きを済ませた。その後道東自動車道を足寄からトマムまで駆けて、ここから136、1117からR38に突き当たり、富良野まで来た。気温が30度近くまで上がっていた。ここで今夜の宿を美瑛の道駅「丘のくら」に決めて30分ほど走り、近くのセブンで食材を求めてベッドメイクにかかった。なんと、人気の駐車場は満杯だった。

【29日】
 夜中にあまりにも暑くてナナがハアハア言い出したのでドアを開けてやったら冷気が入ってきてそのうちおとなしくなった。盆地の寒暖の差を実感した。4時半にから走り始め5時には美瑛の広大な丘陵地とそこに植えられた作物によるパッチワーク模様の撮影を開始した。さすが、車にはほとんど出会わず、パンフレットに乗っている名所はほとんど巡ることができた。

【親子の木】

【セブンスターの木】

【ケンとメリーの木】

【近くの白樺と畑】

【典型的な北海道の農家】