春の息吹があちこちに

 朝からコメリに出かけて「実のなる山椒はないですか」と訊ねたら「朝倉山椒」の苗が出てきた。早速買って帰って向かいのみかん畑の片隅に植えてたっぷりと水を与え、例によって鹿対策で四方に竹の柱を立てネットをめぐらした。
 今は植物が最も盛んに息づいている季節。みかんは芽を吹き、サクランボは青い実を付け、畑ではブルーベリーの花が咲き、その足元には去年仁義でもらってきて植えたフキが大きな葉を広げている。向かいには茶の芽が「もうすぐ摘んでね」と伸びている。
 母ちゃんが連日煮ているキャラブキも順調に売れている。さっき「コイン入れに入りません」と千円札を持って店に現れた人がいた。10袋も買ってくれたのだ。でも、一気に10個も買うということは、やっぱりリピーターだろう。彼女が配った先でまたリピーターが増えるのか、あるいは自分家の家族だけで楽しむだけなのかは分からない。