花信風

 ラ・グレースゴルフクラブ、前にはホンマゴルフと言っていた。ここに数年ぶりに行ったのはKと86歳のB氏と70歳代のH氏の4人だった。K曰く「怪物B氏」。体躯もそこそこでスイングも鋭く飛ばしてくる。果たして25年後の自分が同じ年になってこれだけアグレッシブに身体を使えるだろうか。
 昨日の爆弾低気圧の余禄が残っていて時折激しい西の風が吹いた。空の雲は西から東にぶっ飛んでいく。その風はコースによってアゲインストになったりフォローになったり、あるいは横殴りになったりしてゴルファーを悩ませた。
 心配した右肩痛は、抑えながらスイングを心がけたら何とか18ホールを回ることができた。スコアは別として。
 さっきテレビで「櫻を初め、たくさんの春の花が咲きました。これらの花が咲いたことを知らせる風を花信風(かしんふう)と言います」と女性アナウンサーが報じた。初めて聞く言葉だがこのような日本の美しい言葉はまだまだあるだろうし覚えていきたいなと思う。
 混迷の日本国政府夢遊病的低気圧はどこに向かっているのだろうか。今日のニュースも国会討論の行き先がまったく見えないところを写した後、石原都知事と橋下市長の密会があった。「さあ、どうでしょう」と、頓珍漢なコメントを残すばかりだ。