化石は本物だった!?

 昨日、白木海岸で拾ってきた化石みたいな石を小さなポンチとマイナスドライバーを使って金槌でコンコンと叩きながら削っていったら、砂岩の中に埋もれている明らかに「石ころ」ではない何かが徐々に姿を現してきた。大きさは3センチほどだが表面に波状の皮膚を持つ貝のようで、ネットで調べたらタニシに似た巻貝のティロストーマ属の一種に違いない。
【PDFの6ページ参照】
http://kagaku-c.kishiwada.ed.jp/kyouzai21/hirokawa%20setumei.pdf
 今から1億3000年前の化石だ。クリーニングをしている途中で石ころに亀裂ができて、その割れ目にドライバーを入れて割ってみたら、そいつが「ころん」と正体を現した。気の遠くなるような古の生物が今こうして姿を見せてくれる。ロマンが溢れるなあ。

【タニシに似たティロストーマ属の一種】
 今日は一日中雨で気温も上がらず家の中はうすら寒かった。昨日白木海岸に行く途中に立ち寄ったBHBの親父に聞いた話だが、数日前に店に立ち寄った客のA氏に「東大寺のお水取りはとおに終わったのにいつまでも寒いのお」と言ったらA氏は「今年は天皇さんの肺のお水取りが終わるまで寒いらしい」と返したということだ。「うまい、座布団2枚!」