炎天下にみかんの消毒

 テレビで梅雨が明けたと言ったらバカ正直にいきなりのピーカンだ。それでも9時頃からみかんの消毒をした。「消毒」という表現はあまり当たってないから「害虫あるいは害菌駆除」の方が近いかな。相手は黒点病とカイガラムシだ。二種類の薬を300リットルのタンクに水を満たして調合した。
 はい、ここで問題です。例えばカイガラムシに効くスプラサイドは1500倍で散布するとビンに書いています。300リットルの水にどれだけ入れたらよいでしょうか?。頭のいい君にはくだらない問題ですが、還暦を過ぎて日ごろ頭を使っていないオジサンは都度悩むのです。えーと、例えばスプラ100CCは0.1Lだから1500を掛けたら(1500倍の水に薄めたら)150Lになる。タンクの水は300Lだから、倍の200CCでいいのだ!と納得するのだが合ってるのかどうか自信はない。かつて単位を間違えて超高濃度の除草剤を撒いて必要以上に雑草を根絶やしにしたこともある。
 今年はみかんの生り年だと思ったが、期待はずれに成りが薄い。実がなってないと作業にも力が入らない。息絶え絶えに作業を終えて昼食を済ませた午後は二人とも太陽を避けて死んだように過ごし、日が落ちた夕方に再び野菜畑に出向いてトマトの雨除けをつけてやった。