お百姓の一日

 朝からここ数年みかんの糖度アップに結果の出ているALAの散布にかかった。豊富な谷水を300ℓのタンクに受けて350ccのALAを一本ぶち込んだ。1,000倍に薄めての散布なので3,000円するが十分に元は取れる。(ん、どこで?前の100円ショップかな。あとは子供達に送料持ちで送るだけで支出のみ)
 殺虫剤などの薬剤ではないので、カッパも着ずに軽装での作業だ。ALAは化粧品や発毛促進剤としても開発と商品化が進んでいるのでむしろ全身に浴びてもいいくらいなのだ。ところが調子よく散布していたら70本あるみかんの木の半分のところでタンクが空になった。噴霧の水滴が何となく大きく見えるなあと思っていた矢先だった。まあ今年はこれくらいにしておくか、散布していない残り半分との糖度比較もできるし、と作業を終えた。
 それから野菜畑に行き、収穫の終わったトマトの根を引っこ抜いたり、雨よけのビニールを外したりした。ついでに、稲が収穫できずに終わった田んぼに我が物顔ではびこっている草刈をした。さらに追加のフキの植え床を作っているうちに5時のチャイムが「夕焼け小焼け」のメロディを田舎の空に響き渡らせた。ナナと仲が悪いチビが一緒になって「ワオーン、ワオーン」と声を合わせて反応した。
 ちなみに昨日外したのはKとゴルフのあと飲みに行ったからで、PCの前に座ったのはいいが目が覚めたら午前3時だった。