こんな時にごめん

 日本各地の自治体が震災被災者の受け入れ体制を整えつつある。家を基にした生活拠点がまったくなくなった家族にとってはたとえ初めての土地であっても生きる為にはやむを得ない選択であろう。明治22年の大水害で村が壊滅状態となり、600家族2489人が北海道への移住を余儀なくされた奈良県十津川村を髣髴とさせる。
 福島原発もやや回復の兆しが見え始めたが、放射能汚染した農産物や畜産物などの出荷停止や返品が相次いでいる。農家や畜産家には誠に気の毒なことではあるが、国家の判断としてはやむを得ないと言うべきか。
 こんな時期に恐縮だが、今日は震災前から予定されていたシニアソフトボールクラブのゴルフコンペであった。昨夜来の雨があがった紀の国CCは各所にカジュアルウォーターがあり、水しぶきを上げながらのショットもあったが、27名が無事ホールアウトした。表彰式の初めに全員で黙祷を捧げ、被災者への哀悼の意を表した。結果は苦手な高麗グリーンに手を焼いて17位だった。紀の国CCはもうやだ。