文庫本を整理

 本棚が溢れてきたので文庫本用の棚を買って作者名のあいうえお順に整理した。この組み立て式の棚はコメリで980円だった。やっすー!。赤川次郎から吉村昭まで約160冊がきれいに並んだ。大好きな椎名誠や亡くなった中島らも、昨日テレビに出ていた辺見じゅんが書いた「男たちの大和」も並んでいる。
 最近読んだ本といえば浅田次郎の「マンチュリアン・リポート」が面白かった。昭和3年6月4日、満州国の事実上の国家元首であった張作霖(チャン・ヅオリン)を日本の関東軍が爆殺した。当初、犯人は満州蒋介石の便衣隊(ゲリラ)と本土に報告していたが徐々に真相が明らかになり、関東軍の河本大佐が首謀者であることが後に分かった。一度はウソの報告を聞いた天皇が激怒し、極秘に純粋培養されたような軍人志津中尉に調査・報告させるという史実に基づいた物語である。今読んでいる工藤美代子の「悪名の棺 笹川良一伝」も彼の悪名イメージを覆すには絶好の読み物である。

【手前の黒い物体はナナ】